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全旅連青年部・西村総一郎次期部長に意気込み聞く(2)

―現状でも人手不足ですよね。

そうです。我々の業界は労働集約産業で、なかなか効率化できない。GDPの増加分の5%を補おうと示されているわけですが、マンパワーが不足していて、それを担う状態になっていないのが現状です。

給与水準上昇で成長産業に

なかにはロボット、自動化して人手がかからないようになるとの見方もありますが、そのイノベーションをはるかに上回るスピードで高齢化と人口減少は進むだろうと思っています。その点からも、望む望まないは別にして外国人の雇用を考えないといけません。合法的に雇用できる仕組みが必要だと思っています。

ですから青年部として労務問題に取り組み、ソフトウエアの開発などITソリューションを生かしてできることがあるのではないかと思っています。具体的にはこれからですが。

あと労務問題で重要なのが賃金給与のことです。宿泊業、飲食業の平均年収が今320万円と言われています。全業種の平均は420万円ですから2割以上低い。何とか400万円に持っていけるようにしていかなければなりません。そうでないと、これからの成長産業だと言っても、誰も来てくれません。そういう額をお支払いできるぐらいの健全な経営を目指していくべきです。

―健全経営、売り上げを伸ばすために何をやるべきでしょう。

私の場合、城崎温泉を国際基準の観光地にすることです。

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