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外国人が楽しめるニューツーリズムを目指して(1) 観光庁がポイント抽出

観光庁はこのほど、外国人向けのニューツーリズム(着地型旅行商品)に取り組む際のポイント集「外国人が楽しめるニューツーリズムを目指して」をまとめた。旅行商品造成における地域資源の活用や、オペレーション、流通など商品化に向けた環境整備に役立つ内容になっている。

外国人旅行者の地域資源に対する考え方や受入体制整備の効果を検証することを目的とした「外国人旅行者に対する地域資源の意識調査事業」として2011年9月―11年2月に、ニューツーリズムを外国人向けに試行的に造成・催行するCS調査ツアーを全国で31件実施。ポイント集は調査ツアーで得られた参加者のアンケート結果や、ツアーの実施報告書などから、外国人向けのニューツーリズム推進に役立つポイントを抽出した。外国人の視点を踏まえており、地域における実効性ある施策の展開が期待される。

CS調査ツアー

CS調査ツアーは北海道から九州まで全国幅広く実施。参加者属性としては、ツアー別の在日・訪日外国人の参加者割合は、多くのツアーが在日外国人をターゲットにしていたことから、在日外国人が過半数を占めたが、山形県では鳥海山ツアーが全員が韓国から、「日本の田舎に泊まろう」ツアーが全員が台湾から。鳥取県の「韓国テレビドラマロケ地満足ツアー」と「皆生・大山エキサイティングツアー」は訪日外国人が8割を超えた。

職業は学生が約4割、年齢は20―29歳が約5割と若年層が多く集まった。

外国人が楽しめるニューツーリズムを目指して(2) 現状と地域への意識(2)に続く

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