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祝!国立西洋美術館など世界文化遺産登録(2)

登録決定にあたって世界遺産委員会では「ル・コルビュジエの建築作品は、人類の創造的才能を現す傑作であり、建築及び社会における20世紀の根源的な諸課題に対して顕著な回答を与えるものである」「ル・コルビュジエの建築作品が4大陸で与えた地球規模の影響は、建築史上新しい現象であり、前例のない影響を示すものである」などとする決議を発表している。

台東区などの運動実る

登録を受け服部征夫台東区長は「美術館を設計したル・コルビュジエ、建設に携わった3人の日本人建築家(前川國男氏、坂倉準三氏、吉阪隆正氏)、そして建設のきっかけとなり、松方コレクションとして多くの西洋美術作品を収集した松方幸次郎氏の功績を讃えたいと思います。これから台東区は、地域と一体となって、貴重な文化遺産を大切に守り、次の世代にしっかり継承してまいります。そして『世界遺産のあるまち』台東区として、今まで以上に国際文化観光都市の魅力や素晴らしさを世界に広く発信していきたい」とコメントしている。

1887年生まれのル・コルビュジエ(~1965)は、パリを拠点に活躍した建築家・都市計画家で、小住宅から国際連合本部ビルの原案まで幅広い創作活動を展開した。20世紀の建築、都市計画に大きな影響を与えた。

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