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南九州DC開幕 熊本城でオープニングイベント

11/10/11

熊本・宮崎・鹿児島デスティネーションキャンペーン(DC)が10月から始まった。8日、熊本城竹の丸広場でオープニングイベントが開かれ、3県やJRグループのほか関西からも観光関係者が出席。12月31日までのDCの成功とともに、関西と九州の相互交流を推進することもアピールした。

オープニングイベントでは、主催者を代表して熊本県の蒲島郁夫知事、JR九州の唐池恒二社長があいさつ。蒲島知事は、JR九州が運行している観光列車を使った南九州の旅を勧め「熊本はバレーボールのセッター。九州新幹線で熊本へ来て『SL人吉号』で鹿児島へ。『あそぼーい!』で高千穂、宮崎へ。たくさんの人に来ていただき、アタッカーの鹿児島と宮崎にトスしたい」。唐池社長は「JRグループ、全国の旅行会社と一緒になって3県へたくさんの人を送りたい。関西は(熊本県のキャラクター)くまモンが大人気で、至る所に九州へ行こうとうたっています。私たちも新幹線に乗って関西へ出かけましょう」と呼びかけた。

鹿児島県の伊東祐一郎知事が「レッツ、スタート」と発してDCの開幕を宣言。熊本県の観光親善大使であるタレントのスザンヌさんらも加わり、オープニングを祝う風船を飛ばした。

南九州DC開幕

熊本城をバックに
風船を飛ばしてオープニングを祝った

関西から出席した近畿運輸局の石津緒(はじめ)局長は「3月に九州新幹線が開通し、九州と関西はグッと身近になりました。関西にもものすごくいいところがたくさんあります。このキャンペーンをきっかけに九州、関西がもっと交流して西日本から日本を元気にしましょう」と話し、宮崎県商工労働観光部の米原隆夫部長と関西と九州の"相互交流きっぷ"を掲げた。

JR西日本によると、九州新幹線開業後に「関西から九州への市場パイが3割ほど増えた」という。JTB西日本の日比野健社長も「3カ月のDC期間中、対前年150%を軽く超える」と見通す。同日、JR熊本駅前のホテルニューオータニ熊本で関西・九州交流会の意見交換では、南九州と関西の交流促進のため両エリアの関係者が連携し、教育旅行やインバウンドについて分科会を設けることなどが提案されていた。

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