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ラグビー観戦やモロゾフ体験 神戸ならでは企画充実「おとな旅15年度冬」

15/11/13

兵庫県神戸市の着地型ツアー「おとな旅・神戸」の2015年度冬プログラムが11月30日―来年3月6日に実施される。毎回完売が相次ぐ人気企画で、今回も神戸の魅力を詰め込んだ特別感あふれるプログラムを新しくラインナップ。予約受付は11月16日9時30分から始まる。

「おとな旅・神戸」は2013年度冬にスタートし今回で5回目。市や神戸国際観光コンベンション協会などによる官民協働の取り組みで「神戸ならではの着地型旅行」を企画している。

神戸を愛する作家や編集者、料理人らがアドバイザーとして企画・同行する「市民アドバイザー」制度がツアーに奥深さと個性を生み、第1回の初日から完売が続出。前回の15年度夏版は予約率90%で参加者数1530人、完売は54プログラム中31プログラムに及んだ。

神戸市観光コンベンション課の山田健一さんは「地域資源を活用して神戸ならではの体験を提供できる仕組みを作れたことは大きい。認知度も高まり多くのお客様の支持を獲得することができました」と成果を語る。

今回は71プログラム121本を設定。春節祭やいかなご、夜景、バレンタインなど「冬らしさ」と「神戸ならではのライフスタイル」を感じられるプログラムが並ぶ。

おとな旅・神戸

「おとな旅・神戸15年度冬」
のパンフ表紙

新しく登場するプログラムは27本。作家の玉岡かおるさんが有馬温泉を愛した豊臣秀吉を語る食事付き講演会や、ラグビー元日本代表の平尾剛さんと神戸製鋼戦の観戦とラガーマンの社交場であるバーへ繰り出すプログラムなど個性豊かなラインナップ。そのほか日本で初めてバレンタインチョコレートを発売したモロゾフの初プログラムや、人気店「サ・マーシュ」でのパン教室、13年にバリスタ日本一に輝いたUCC・宮前美由紀さんが案内するカプチーノの楽しみ方、日本最古のオリーブ園跡地の北野ホテルでオリーブを使った特別ランチコース賞味などの企画が充実する。

「リピーターの方にも飽きさせない企画を心がけています。話題のラグビーは平尾さんの解説付きで、ツアー後には初心者の方もラグビー好きになっているはずです」と山田さん。

市では、これまでの成果を生かして「旅行商品化」という次のステップへ踏み出している。14年末のANAセールスに続き、今秋にはクラブツーリズムが特別プログラムを組み込んだ日帰りツアーを商品化するなど広がりをみせる。

山田さんは「日帰り商品で成果が出れば、宿泊商品化への道筋を描きたい」と次の展開を見据えている。

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