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中四国9軒の情報発信 県事務所や受入施設がJTBと懇談会

16/04/13

中国四国9県大阪事務所と民間受入施設、JTB国内旅行企画西日本事業部の3者による合同懇談会がこのほど開かれた。中国5県四国4県3者地域担当者会(谷口昇代表世話人=山村別館)が呼びかけ年に1回開催しているもので、大阪市中央区の道頓堀ホテルで開かれた9回目の懇談会には60人が出席した。

はじめに、JTB国内旅行企画西日本事業部の脇坂勝中国地域統括部長が中四国を一体的に取り上げたエースJTBの「旅の過ごし方BOOK」について報告。「旅先の楽しみ方や目的の動機づけを感じさせる内容にしており『もう一泊したい』と思える提案型にしている」と紹介した。

具体的には「感動の瞬間」をテーマに▽雲海に浮かぶ天空の山城「備中松山城」▽不夜城のように眠ることのない「水島コンビナートの夜景鑑賞」▽まるで一本のローソクのような光景「隠岐 ローソク島の夕陽」▽足跡がない早朝が狙い目です!「鳥取砂丘 風紋」といったわかりやすいタイトルで各地域の魅力をアピールしている。新たな旅行の創造を旅行者に訴えかけていることを強調し「山陽・山陰・四国の宿泊販売の拡大につなげたい」とした。

続いて各県大阪事務所の担当者が最新の観光情報をアピール。鳥取砂丘砂の美術館の今年のテーマは、リオデジャネイロ・オリンピックに合わせて「南米」(鳥取県)▽足立美術館が13年連続で日本一の庭園に選ばれた(島根県)▽広島城の堀で和風遊覧船の就航、バスツアーの助成、おりづるタワーのグランドオープン(広島県)▽薩長土肥で2018年の明治維新150年まで広域観光プロジェクトを実施、長門市「元乃隅稲成神社」の赤い鳥居が人気(山口県)▽前回107万人を集めた瀬戸内芸術祭の開催と、今年は逆打ち遍路で集客に期待(香川県)▽昨年初めて開催した秋の阿波踊りは今年、旅行会社に予約席を提供(徳島県)▽4―12月に奥四万十博、2017―18年に明治維新150年を記念して歴史博覧会を開催(高知県)―などと紹介した。

合同懇談会は07年に当時、JTB西日本国内商品事業部と民間受入施設との交流会から始まった。谷口代表世話人はあいさつで「JTB国内旅行企画や各県大阪事務所の皆さんに支えられ、次で10回の節目を迎える。9県の大阪事務所とJTB、受入機関の3者がこういった懇談会を開催するのは珍しいと思う。これからも継続していけるようご支援と協力をお願いしたい」と話した。

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