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「独創的」なバブル世代、「パッケージ型」の若者 ソラーレが卒業旅行調査

14/01/17

ネット世代よりバブル世代のほうが「旅は独創的」―。ソラーレホテルズアンドリゾーツはこのほど、卒業旅行経験がある社会人を対象に卒業旅行に関する意識調査を行った。その結果、40―50代は「自分たちで企画した旅」、20―30代は「パッケージ型」を選ぶ傾向が見られ、世代間による違いが鮮明になった。

調査は昨年12月に20―60代の社会人男女600人にインターネットで実施。同社が展開する「おとなの友旅キャンペーン」に合わせたもので、卒業旅行の実態とその思いに迫った。

「経験した卒業旅行プランの形式」は「個人手配で一から企画」が40―50代は53.3%、20―30代は42.5%だったのに対し、「旅行会社商品」が40―50代は28.3%、20―30代は44.6%と明確な違いが出た。旅行商品が隆盛を極めたバブル世代と、情報が豊富でネット検索するのが定着した現代の若者世代というイメージと真逆の傾向。情報過多でなく試行錯誤して楽しむ子ども時代を過ごしたバブル世代の方が、旅は自分たちあれこれ考えて造り上げるという意識が強いのかもしれない。

「卒業旅行のように友人と行く旅行をもう一度したいか」は、「ぜひしたい」が49.4%と2人に1人が強く思っている結果に。「まあまあ」と「やや」を加えると95.5%が意向を示した。友人だからこその旅の楽しさはいわずもがなだが、なかでも卒業旅行は社会人になっても強い印象を残すものと言えるだろう。

注目したいのが「卒業旅行は誰と行ったか」。「友人」が9割で、構成は71.7%が「3人以上」のグループ。そのうち7割以上が「リーダーや幹事役がいた」と答えたが、興味深いのはリーダーや幹事役を務めた人の近況を旅のメンバーに聞くと半数以上が「出世をしているほうだと思う」と回答した。卒業旅行では予算や行程管理など人をつなぎ、旅を成功させる能力が少なからず必要で、それは仕事で面でも生かせるということか。

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