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関東・甲信越で満足度最高は新潟県 じゃらんRC、セミナーで宿泊調査結果を解説

16/09/02

リクルートライフスタイル・じゃらんリサーチセンターが7―9月にかけて「観光振興セミナー2016」を開催している。全国で14回開催し、そのうち4回が東京会場(同社セミナールーム、7月27日、8月5、30日、9月6日)で行われる。

このうち7月27日の東京会場では(1)「じゃらん宿泊旅行調査2016」(2)若者旅行の需要創出プロジェクト「マジ☆部」の最新動向(3)DMOの研究―をテーマに同センター調査員が解説した。

じゃらん宿泊旅行調査は同センターが毎年、この時期に発表しているもので、今回で12年目。東京会場では全国の宿泊旅行動向に加え、関東・甲信越(10都県)に絞った解説が行われた。

このうち旅行先に対する総合的満足度では、前年度に続きトップ10入りを逃した。エリア内の満足度最高は新潟県の85.0%の11位。わずかの差で10位に届かなかった。ただ、前年度の38位からは大きくジャンプアップしている。

全国トップは沖縄県の93.1%。全国平均の満足度83.2%を上回ったのは13位千葉県の84.5%、17位神奈川県の84.0%、22位長野県の83.4%まで。茨城県、埼玉県はともに60%台の満足度で前年度に続いて46位、47位と最下位を占めた。

旅行先満足度のなかで「地元ならではの美味しい食べ物が多かった」でも、新潟県が健闘し68.1%が東日本最上位の19位にランクされた。全国トップは石川県の76.0%。新潟県は全国平均の57.9%を唯一上回り、回答で米、魚介類、へぎそば、日本酒を上げる人が多かった。

千葉県45位、東京都46位、埼玉県47位と最下位を独占した。

「魅力のある特産品や土産物が多かった」でも、新潟県が59.3%で10位に入った。酒、笹団子、米、海産物、おかきが多く買われた。全国トップは沖縄県の69.0%。27位の山梨県と28位の長野県が、全国平均の47.4%を超えた。

「地元のホスピタリティを感じた」で全国平均の24.4%を超えたのは、14位の新潟県29.2%、24位の長野県25.7%、26位の群馬県24.5%の3県。この分野ではトップの沖縄県が46.5%と、2位の長崎県34.3%を10ポイント以上はなし突出している。

調査員は、「ホスピタリティ上位の県についてのコメントを見ると、ホテルだけではなく、まちなかなどでホスピタリティを感じるなど、コンタクトポイントが多いのが特徴」などと話していた。

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