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広範な誘客で宿泊増目指す 下呂温泉観光協会・総会/岐阜

岐阜県・下呂温泉観光協会(伊東祐会長)はこのほど、水明館で第65回通常総会を開いた。関係者約200人が出席し、減少を続ける宿泊者数を増加に転じさせる施策を検討した。

同温泉の2010年度の宿泊者数は、不況と東日本大震災の影響を受け、前年度比4.3%減の約96万5千人。関西方面からの宿泊者が大きく増加したものの、そのほかの地域からは前年並みか減少となった。一方で、外国人客は同27.6%増の約2万4千人と大きく増加した。

伊東会長はあいさつで、この状況を踏まえて「宿泊者数が100万人を割ったのは遺憾。減少を食い止めることを大きな課題として事業を見直し、知恵を出し合い、汗をかいて頑張っていきたい」と今年度の巻き返しを誓った。

議案はいずれも承認、可決。今年度は、対外的には関東地方をはじめ広範囲での誘致宣伝活動や、インバウンド事業を積極的に展開する。魅力創出には「いでゆ夜市」など誘客イベント、まち歩きや朝市など新たなニーズに対応する企画のほか、植樹・清掃活動や近隣観光地との連携などに取り組み、宿泊者数130万人、日帰り客70万人を目標に魅力ある観光地づくりを推進する。

この日は、野村誠・下呂市長、金子一義・衆議院議員をはじめ地元・観光関係者らが来賓として出席。温泉療法に詳しい医師、加藤正夫さんによる講演「温泉で健康づくり」も行われた。

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