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九州は一つ-地旅を推進力に 全旅九州沖縄が新春のつどい

14/02/13

九州は一つ―を掲げる協同組合全旅九州沖縄(池田孝昭理事長)と受入協定先の九沖会(高島淳一会長)共催の新春のつどいがこのほど、熊本市西区のホテルニューオータニ熊本で開かれ、約400人が参加した。早稲田大学ビジネススクールの戸崎肇教授の記念講演、交流懇親会が行われた。

開会のあいさつで池田理事長は、地域活性化の手段として地旅の有効性を強調し「車の両輪の九沖会と一緒に九州の底力を発揮する年にしましょう。午年の今年はすべてがウマくいくと思っています」と話した。

来賓からは、全旅九州沖縄への期待感が示された。「九州の皆さんはANTAの推進力」(ANTA・近藤幸二副会長)、「連携を強化しさらに活性化を」(九州運輸局・佐藤尚之局長)、「九州・沖縄を今後どうしていくかは地旅が大きな柱」(熊本県・小野泰輔副知事)、「今こそ民間交流を拡大し、全旅九州沖縄がより貢献していただきたい」(駐福岡大韓民国総領事館・柳珉錫領事)。

戸崎教授の記念講演は「旅行市場の未来」と題し、市場を測るものさしの量から質への転換や航空業界の動向について話した。

その中で戸崎教授は「皆さん、AKB48のメンバーの名前を全員言えますか」と問いかけ、海外から支持を得ているクールジャパンのコンテンツを知るべきだとした。「アニメに対しても関心を持ち、日本文化を面白くアレンジすることがカギ」と外客誘致のポイントを示した。

また、観光プロモーションについては「韓国のHPは見せ方がうまい。相手の立場にたって、売りたいものが分かるようになっている」とし、対して「日本は総花的で、日本のことを知らない人はどうやって情報を得ていいのか分からない」と両断した。

「旅行産業はユーザーエンドでどうするか。マニュアルではできない。付加価値を生むためには臨機応変でなければ。九州が先進地になってほしい」と語りかけた。

このあと九沖会の高島会長の開会あいさつで交流会が行われた。

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