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GWの旅行意欲は堅調-国内好調で過去最高の旅行人数に JTB見通し

15/04/09

今年のゴールデンウイーク(GW)は国内に賑わい―。JTBのGW(4月25日―5月5日)の旅行動向見通しが発表され、総旅行人数は対前年比2.9%増の2386万1千人で1969年の調査開始以来、過去最高を記録する見込みだ。それを後押しするのが国内旅行で、北陸新幹線開業など豊富な話題が消費者の堅調な旅行意欲を支えている。

国内旅行は同3.0%増の2335万9千人でこちらも過去最高。一方で海外旅行は同0.4%減の50.2万人と伸び悩んだ。景況感やアンケートで得られた旅行支出を増やしたい人の増加という旅行意欲を高める要素がある反面、前後半に分かれる日並びで遠距離旅行に出かけにくいことや円安傾向などが影響し、明暗を分けたといえそう。旅行のピークは国内が5月2、3日、海外が4月29日、5月1日。

国内旅行を地域別にみると、北陸が同3.1%と好調。北陸新幹線金沢開業後初のGWということもあり、効果が大きい。USJ人気が続く大阪や天守閣公開の姫路城、開創1200年の高野山と話題に事欠かない関西、NHKドラマ「マッサン」の舞台・北海道、「ななつ星」など観光列車が人気を集める九州も元気だ。

海外旅行は日並びの永享で台湾、タイ、ベトナムなど近場のアジア方面が人気。ハワイや北米も好調だが、欧州は同9.8%減と円安の影響を大きく受けた。

旅行平均費用は国内が同4.1%増の3万5800円、海外が26万3千円でいずれも上昇。海外はやはり円安などの影響でホテル代など現地費用の増加を受けたものだが、国内は旅行日数の増加や旅館ホテルの利用意向の高まりが好影響を与えた。

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