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「宿泊業の誇り」で現状打破 全旅連が岡山で全国大会

12/07/27

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長=山形県・日本の宿古窯)はこのほど、岡山市の岡山コンベンションセンターで第90回全国大会を開いた。「海にあっ晴れ おかやまへ」をテーマに、全国から800人を超える組合員が集った。

開催地を代表して臼井正一郎岡山県理事長のあいさつのあと、佐藤会長が登壇。「東日本大震災後、被災者の受け入れのほか、金融や風評被害など各問題など危急存亡の対策に追われた1年だった」と振り返り「組合員の皆様の努力に敬意を表したい」と語った。

全旅連全国大会

800人が集った全国大会

また「我々の経営環境は厳しいものがあり、経営健全化の打開策として税制の見直しの必要性がある」とし、消費税についても外税化への実現を目指すことを訴えた。

来賓を代表して堀江裕・厚生労働省健康局生活衛生課長(厚生労働大臣代理)、海老塚聖也・岡山県保険福祉部次長(岡山県知事代理)、高谷茂男・岡山市長、中曽根弘文・参議院自由民主党議員会長らがそれぞれの立場で祝辞を述べた。

このあと、全旅連から岡山県緑化推進協会への緑化推進基金の贈呈、人に優しい地域の宿づくり賞の表彰が行われた。

続いて「被災地の組合員の復興への力を信じ、支援するとともに、明日の活力を育む宿泊産業の担い手としての誇りをもち、現下の厳しい経営状況を乗り切ろう」という大会宣言と10項目における決議を採択した。

全国大会終了後、日本三名園のひとつである岡山後楽園を散策した参加者は、懇親会会場の岡山プラザホテルへ移動。懇親会には石井正弘・岡山県知事ら多数の来賓が出席し、会場内を動き回り撮影したビデオカメラ映像を大型スクリーンに映すという実況中継的な演出で行われた。

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