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来て見て感じる光 大分県豊後大野市

12/02/24

大分県豊後大野市の橋本祐輔市長と市商工観光課の伊藤健一さんが2月6日、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。

温泉の源泉数が日本でもっとも多い大分県にあって、豊後大野市は県内で唯一温泉がない市町村。原尻の滝や市内に点在する石橋、磨崖仏は知られているが、観光面ではこれまで知る人ぞ知るというか、従来の射程では捉えにくい微かな光を発していたのだった。

その豊後大野市が昨年、県の後押しもあってジオパーク構想を打ち上げた。9万年前の阿蘇大火砕流の痕跡が市内あちらこちらに残っているのだ。しかも、阿蘇溶結凝灰岩を利用した石仏、石橋、石風呂などが数多く現存しており、豊後大野の暮らしと今なお密接につながっていることを伺わせている。

ひと目でわかるような観光資源は少ないかもしれない。そういう意味で、豊後大野市は訪れた者の自発性を促す。物見遊山の受け身では良さが分かりにくいのだ。

橋本市長は「豊後大野市は来てもらえれば分かる、物語の豊穣な土地です」という。このあと2人は「ぜひ現地で、酒を飲み語り明かしましょう」と言い残し、ものがたり観光行動を標ぼうする学会の大会誘致に京都市へ向かったのだった。

大分県豊後大野市の皆さん

大分県豊後大野市の皆さん

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