豪雨災害から復活、秋の観光も見どころ十分 大分県日田市
大分県日田市観光課の三苫真依子さん、JA日田梨部会の判田淳平さんと判田宏一さん、大分県大阪事務所の石井修三さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪問。今年7月の九州北部の豪雨災害から2カ月が経った日田市や中津市の現況を話したほか、生産期を迎えている「ひた梨」、かつて天領であった歴史ある豆田町エリアの魅力をPRした。
日田市では、7月の集中豪雨で市内を走るJR久大本線の鉄橋(花月川橋梁・日田駅―光岡駅間)が流された。現在も一部不通区間があるものの、列車代行バスが運行している。博多や福岡空港までは高速バスが定期運行しており、所要時間は1時間ちょっと。
三苫さんは「鉄橋が流され日田市に行けなくなっているのでは?と思われがちですが、市内の宿泊施設は災害後1週間ほどで営業を再開していますし、道路もずいぶん復旧してきました」。
今秋のイベントのうち小鹿田焼(国指定重要無形文化財)民陶祭は中止になったが、9月26日―10月18日に豆田町のまちづくり歴史交流館で小鹿田焼の作品展を行う。豆田地区では11月11―12日に「日田天領まつり」も開催する。「西国筋郡代着任行列は圧巻です!」と三苫さん。
市内7地区130軒あまりの農家で成り立つ日田梨部会の判田淳平さんは「福岡県境では梨の木まで流された地域もありましたが、今日は無事に収穫できた『ひた梨』を持ってきました。関西でも売られている逸品です!」。
石井さんは中津市について「紅葉で有名な耶馬渓があり、手掘りのトンネル青の洞門も有名です。ぜひお越しください」と紹介した。
最後に三苫さんは「災害後、関西から100人以上の方が炊き出しのお手伝いなどで来ていただきました。今日はそのお礼と観光PRにまわっています。避難所暮らしの方もいなくなりました。日田市にぜひ観光でお越しください」。
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