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世界水準の山岳高原観光地・信州 7―9月にDC展開

「天空のクーポン」や宿泊CP

長野県が「世界水準の山岳高原観光地」を目指すと宣言したのが2014年。観光部に山岳高原観光課を新設するなど、「世界水準」に向けた取り組みをスタートさせた。同年に、7月の第4日曜日を「信州 山の日」に制定。16年には今度は国が8月11日を国民の祝日「山の日」と定め、第1回「山の日記念全国大会」が、皇太子ご家族が臨席するなか松本市上高地で開催された。

長野県には、国内に23座ある3千メートル峰のうち、最多の15座が集中する。しかも見るべきは頂上の数だけではない。白馬、野沢、上高地、乗鞍、志賀高原、美ヶ原高原、霧ヶ峰高原、木曽駒ヶ岳、御嶽と国内有数の山岳高原エリアがひしめき、景観、アクティビティ、生活、文化、山岳信仰など山の魅力が集積している。これらを最大限にアピールし、国際観光隆盛の時代に、海外に向けても「日本の山岳観光と言えば信州」を強く打ち出していく。

八方尾根自然研究路

北アルプスの北に延びる八方尾根自然研究路(白馬村)は
高山植物の宝庫

世界水準の山岳高原観光地を標ぼうして以降、初めての開催となる今回の信州DC。夏の周遊企画として、標高2千メートル級を、割引価格のロープウェイやリフトで気軽に楽しめる「天空のクーポン」を用意した。登山ができなくても、高山植物や雲海、星空といった天空の世界が体験できる。信州DCのホームページからクーポンを印刷すれば、県内18カ所で利用できる。

御岳ロープウェイ

御岳ロープウェイ(木曽町)に乗って
天空を“散策”

「山の信州」の絶景と宿泊を組み合わせたイベントは「絶景&宿泊キャンペーン」。約5千の県内宿泊施設に宿泊し、心に残った絶景を写真に撮って応募すると、抽選で800人に無料宿泊券や長野県特産品詰め合わせ、信州産ワインセットなどが当たる。

栂池高原

栂池高原(小谷村)をガイドとトレッキング

宿泊すればお楽しみは食。長寿日本一県からの提案は「信州山ごはん」。海がなく、冬は雪深い信州の住民が古くから培ってきた発酵食品や乾燥野菜を上手に活用し、DCのために創作したメニューは74種。宿泊施設のほか、高速道SAや飲食店に加え、セブンイレブンとローソンでも「信州山ごはん」弁当を期間限定で販売する。

ワイン王国信州ならでは、観光列車とワインの旅も。信州ワイントレイン(JR東日本・塩尻―白馬)、ろくもん「信州プレミアムワインプラン」(しなの鉄道・軽井沢―上田―戸倉)、「北信濃ワインバレー列車~のんびり号」(長野電鉄・長野―湯田中)など、JRグループに加え地域鉄道がこの夏の信州を盛り上げる。

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