世界が注目、上高地を歩く(4) 団体から個人へ―変わる台湾人客

ようこそ世界水準「山の信州」前編(17/06/30)

魅了されリピーターに

河童橋越しに穂高連峰を望む絶景ポイント近くに親子連れがいた。

「1時間ほど前に上高地に着いて、山がきれいだから、もう少し見てから宿に戻ろうと」

台湾からの親子連れで、抱っこされている子どもは1歳4カ月。

「昨日は、室堂の雪の壁に行く予定が、天気が悪くてダメでした。天気が回復して、上高地の素晴らしい景色を見られてよかったです。明日はハイキングします」

これまで北海道を旅行したことがある。台湾で、上高地のことはきれいな写真で知られているそう。

上高地
台湾からの家族連れ。
「素晴らしい景色を見られてよかった」。
上高地温泉ホテルに泊まるという

5年ほど前からか、上高地へは立山黒部アルペンルートや飛騨高山などを組み込んだ団体旅行で台湾から多くの観光客が訪れるようになった。上高地は立ち寄り観光先で、多くは大正池でバスを降り、バスで配られたお弁当を持ちながら河童橋まで歩き、お弁当を食べ、再びバスで次の目的地に行ってしまう。泊まらないし売店で買い物もしないしと、当初は残念がる旅館経営者が多かった。でもそれから時が経ち、1度は団体で上高地に来たかもしれない旅行者が、今度は家族連れで、友だち連れで上高地を訪れている。この日、泊まったホテルにも、次の朝訪ねたホテルにも、台湾からの若い家族が複数泊まっていた。なるほど、観光には中期的な時間のなかでの局面があるんだと改めて思った。

翌朝は河童橋から右岸を大正池方面へと歩く。馴染みのホテルで朝のコーヒーを御馳走になりながら、最近の上高地の話しを聞けるのは、とても楽しい。ウェストン碑に寄って田代橋あたりまで残雪が多いせいか、昨年はたくさんいたニホンザルの群れの姿は見られなかった。

田代橋から雪の遊歩道を歩き、いつもの田代池に寄ってから、大正池に着いた。もう昼も近く、大正池ホテルの大正池を望むレストランで名物の「山賊焼きプレート」を食べて締め括った。

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