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8月以降の回復で微減に 2011年の旅行取扱(2)

国内旅行は、前年比98.1%の3兆6371億5千万円。震災直後は4割近い落ち込みをみせたものの、前半にゴールデンウイークがある5月には8割程度にまで回復。8月には前年同月比を上回った。

国内、2%減にとどまる

海外旅行は、同99.2%の2兆1746億1千万円で微減だった。3月ですら同89.8%にとどまった。円高が後押しし、近場のアジア方面の人気が続く。8月に前年比を超えて以降、各月で4―8ポイント前後で増えている。

一方、もっとも落ち込みが大きかったのが外国人旅行。同72.5%の464億4千万円だった。4月の23.0%を底に、8月で一度反転したものの少しずつ回復。12月になってようやく前年を上回り、134.3%と急伸した。

会社別の総取扱額ではJTBが8222億3千万円でトップ(JTBグループ14社では1兆2657億9千万円=車内取引を相殺した総額)。2位に日本旅行の3649億5千万円、3位が近畿日本ツーリストで3567億2千万円と続き、エイチ・アイ・エス、阪急交通社の順。

国内旅行の取扱額では、1位がJTBで、同113.6%の8173億円と伸ばした。2位の楽天トラベルは、前年4月からの計上で前年比は算出できないが2619億1千万円だった。3位の日本旅行は同90.1%の2183億5千万円。以下、近畿日本ツーリスト、JTB首都圏、ANAセールス、JTB西日本、阪急交通社と続いた。

なお、これらの数字は各年計の途中で対象旅行会社の変更や追加に伴う変化、各旅行会社内の再編などがあり、必ずしも経年データとして単純比較はできない面もある。

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