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日本旅館協会が発足(2) 「道を作るしかない」

式典のあいさつで、佐藤会長は「関係機関の皆様のご協力があって新法人の設立登記を済ませることができました」と謝辞を述べたあと、旅館業を取り巻く環境の厳しさを説明し「新団体会員の力を結集して、この荒波を乗り切りましょう」と呼びかけた。

ロゴは「日本、世界から旅館に」

また「澄んで見えない混沌の中に放り出されて、進む先を見失ったままの状況のなかでは何も解決されません。道は作るしかないのです。我が国の伝統文化を守り、宿泊業の健全な発展を成し遂げるとの壮大な目的のもとに結集した本協会の発展を願っています」と話した。

日本旅館協会

ロゴマークを挟んで手を握る
佐藤会長(右)と近兼・日観連会長

来賓として出席した国土交通大臣政務官の橋本清仁さんは「従来にも増して宿泊・観光業界の中核となっていただくことを期待しています。観光立国の実現に向けて引き続きご尽力いただき、けん引する存在として一層の飛躍を期待しています」。

日本観光振興協会副会長の舩山龍二さんは「もてなしを通して地域の発展の担い手として頑張ってこられた3300の会員の皆さんが一致団結されたことに、まず尊敬の念を持っています。我々の組織とともに具体的な効果のあるプロモーションの構築に取り組んでいきましょう」と祝辞を述べた。

このあと多磨美術大学学長の五十嵐威暢さんから新団体、日本旅館協会のロゴが発表された。

五十嵐さんはロゴについて「シンボルの中央の建物の形は旅館で、周りの8つの円は世界各地から投宿する人を表しています。また8つの円の位置は東西南北をも表しており、日本全国、世界各国から旅館にお越しいただくという願いが込められています」と説明した。

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