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「モノ」から「コト」へ一層進む 17年の訪日外国人客消費、過去最高の4兆4千億円

観光庁が1月16日に発表した2017年の訪日外国人旅行者の消費動向調査の年間値(速報)は、旅行消費の総額は前年比17.8%増の4兆4161億円で5年連続の過去最高更新となった。一方で、1人あたりの旅行支出は同1.3%減の15万3921円と続落。政府が掲げる20年目標の消費総額8兆円、1人あたり旅行支出20万円にはまだ遠いが、まずまず堅調な結果を示した。

消費総額は11年の8135億円から6年で約5倍に。17年の最高更新は年間2800万人超となった旅行者数の増加がそのまま全体の消費額増につながったもので、1人あたりの旅行支出の減少から旅行者の嗜好が「モノ」から「コト」への遷移が進んでいることをうかがわせる結果になった。

旅行消費額を費目別に見ても、その傾向は見てとれる。買い物代1兆6398億円でトップを維持するも、そのシェアは全体の37.1%へと前年から1%低下。その分、宿泊費が1兆2451億円、シェアは前年から1.1%アップの28.2%に。さらに娯楽サービス費も前年から構成比をアップさせるなど「旅そのもの」にお金をかけるスタイルに変化しているようだ。

国別では1位が中国の1兆6946億円。全体の38.4%を占めたが、前年よりシェアは1%低下した。2位が台湾の5744億円、3位が韓国の5126億円で以下、香港、米国と続く。なかでも韓国は前年から約1600億円増と目立って大幅増。

国籍・地域別の1人あたり旅行支出は中国が同0.5%減ながら23万円でトップ。欧米諸国が20万円前後の高額消費国となっている。

10―12月の訪日外国人旅行消費額(速報)は前年同期比27.8%増の1兆1400億円で、同期の過去最高を記録した。訪日外国人旅行者1人あたり旅行支出は同3.4%増の15万2119円だった。

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