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農作物を前面に食で観光をけん引 関川村

「かあちゃん」と「気、もまので」

新潟県関川村が観光振興と並行して特産品の開発や食のブランド化に力を入れている。地元で磨き上げられた農産物や農産加工品、発酵食品や日本酒など商品をアピールしようと、東京でも新潟県のアンテナショップなどで定期的に試食・販売会を開いている。

商品開発の中心になっているのが、地元の農家の「かあちゃん」が集い結成した「関川村生活改善研究会」。生産者と消費者の立場から安全、安心を心がけ、また、都会の生活者の好みも調査し、保存料、着色料を使わない日持ちはしないが、素朴な味わいの新潟の食を開発している。

えちごせきかわ温泉郷の朝ごはんプロジェクトでは、こうした研究会と旅館の若手経営者が力を合わせた。

一方、食のブランドづくりでは、酒や米とともに、関川村の特産品であるアスパラガスや豚肉などの農産物を前面に出している。プロジェクト名は「キモマノーデ」。

イタリア語仕立てのこの言葉、実は関川村の方言で「気、もまので」のカタカナ書き。「気をもまないでゆっくり行こうよ」と、スローフードの思いもこめる。

一昨年から新メニューの開発を進め、まずはイタリアンからと、現在は米粉パスタとラザニアを村内2軒のレストランで出している。予約が必要だが、村内の道の駅関川のレストラン「アチェーロ」で食べることができる。

ひらがなで「きもまので」とすれば、そのまま和食のブランド名としても使用が可能。今後は和食メニューも開発し、旅館料理への広がりにも期待を込める。

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