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貝掛温泉の冬― 雪に包まれ眼を癒す湯に浸かる

越後湯沢温泉と苗場スキー場という、新潟を代表する大温泉地と大スキー場の中間部、旧三国街道・国道17号線から少し入った山の中に、一軒宿の貝掛温泉はある。「冬は大雪」と旅館のホームページにあるように、冬季、一帯は静かに長期に雪に包まれ、内湯の湯屋と、雪の露天風呂から立ち上る湯気は白さを増す。

源泉は38度と温湯である。そのため長湯が、ここの伝統的な入浴法になった。メタホウ酸を多く含んだ泉質で、眼の湯とも称される。大正時代には、ここの湯が「快眼水」として市販されたこともある。

かつては眼を病んだ人が多く訪れ、今でもパソコンなどで眼を酷使する人が訪れるという。時代が変わっても温泉が持つとされる効力は人をひきつける。

宿での温泉の扱いのよさに定評のある「日本秘湯を守る会」の古くからの会員旅館であり、経営者の長谷川智丈さんは新潟県旅館組合青年部のメンバーでもある。

長谷川さんは紅葉の秋よりも、新緑の春よりも、雪に覆われる冬が好きだという。かつて、苗場でスキーをした帰りに立ち寄り、雪の露天風呂に浸かったことがある。長谷川さんの言うことが少し分かる気がする。(あ)

貝掛温泉

冬の貝掛温泉の魅力は
雪景色の風情

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