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「物味湯産手形」がバージョンアップ 南信観光をサポート

無料入浴協賛が32施設に 広域連携で誘客拡大へ

昼神温泉郷など南信州観光に便利なクーポン「物味湯産(ものみゆさん)手形」の新バージョンが3月に発売された。無料入浴協賛施設がこれまでの23施設から32施設になるなどパワーアップ。さらに南信州観光を強力にサポートする。

物味湯産手形は昼神温泉観光局が2007年から発行。エリア内の「見物」「味覚」「湯めぐり」「産物」の情報を網羅する。昨年は約3万部を売り上げ、今年はそれ以上の利用を見込む。

物味湯産手形

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今回から昼神に加え諏訪地方でも発売されていた同様のクーポンを統合しエリアを拡大。協賛施設も大幅に増加し、昼神から飯田・下伊那、上伊那、木曽、大町・諏訪と広域での周遊を促す。

1部1050円でクーポン冊子を購入すれば32の協賛施設のなかから10施設で無料入浴できる。約400のエリア内の観光施設や土産品店、食事施設などで割引や特典も設定。大判マップも掲載しており、信州観光に便利なガイドブックとして利用をアピールしている。販売はエリア内の観光案内所や無料入浴参画施設などで。クーポンは購入から1年間有効で、リピーター対策としての効果も期待する。

南信州地方では近隣の市町村との広域観光促進が喫緊の課題。関西・中京方面からの観光客が多い昼神温泉郷と首都圏がターゲットの諏訪エリアが組み、実績あるクーポンを強化することで滞在・周遊力強化、相互送客につなげたい考えだ。

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