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鉄道開通100周年で記念イベント/駒ヶ根

駒ヶ根と鉄道―多彩な催しで楽しむ

駒ヶ根市に鉄道が開通して100周年を迎える今年、市内各所で記念イベントが展開される。地域の財産である現在のJR飯田線を次の100年へつなぐため、市内外にその魅力と重要性を伝えていく。

周囲をアルプスに囲まれた駒ヶ根をはじめ伊那谷地域にとって鉄道の開通は悲願だったが、大正3年(1914年)に駒ヶ根市内に4駅が開業。その後、鉄路は飯田まで結ばれ飯田線となり、市の発展に貢献してきた。

近年は利用者減に苦しむが、飯田線が駒ヶ根の財産であることに変わりはなく、市を挙げて「駒ヶ根市の鉄道100年地域活性化事業実行委員会」を結成。駅を軸にした観光振興や賑わい創出につなげ、次の100年の礎にしようと記念イベントを企画した。

JR飯田線

JR飯田線は駒ヶ根の財産

イベントは4月から始まっており、夏は「電車で夏祭りにGO!」。7月12日の祇園祭、同26日のKOMA夏!!、8月14―15日のゆかたまつりに飯田線で訪れると駒ヶ根駅で祭りで特典が受けられる券がもらえる。

9月1―30日は対象店で買い物した人に「飯田線の秘境駅の旅」をプレゼント。9月中旬―11月上旬は「著名人と行く中央アルプス&早太郎温泉ツアー」も実施する。

10月中旬には記念イベントも本格化。「中央アルプス山麓・美酒フェスタ」は10月10日、駒ヶ根銀座通り商店街に、駒ヶ根で製造される各種酒類が一堂に会する酒の祭典だ。翌11日は駒ヶ根高原味わい工房でお酒と料理を楽しむ「つどい」、13日までは駒ヶ根駅周辺でプロジェクションマッピングが催される。

「駒ヶ根市の鉄道100年」記念式典は10月12日、駒ヶ根駅周辺で。多彩なイベントで開業当時を彷彿させる賑わいを創出する。それ以降も同12―13日に「飯田線運転シミュレーター体験」、同18日は「電車のお話し会&ミニSL試乗」など12月まで催しは続く。

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