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うまいぞ「にいがた朝ごはん」(1) 瀬波・月岡・せきかわ

伝統の鮭料理から厳選 瀬波温泉

瀬波温泉で朝ごはんプロジェクトに参加するのは5軒。村上市の食を代表する鮭に堂々と取り組んだ。

村上では100種類を超える鮭料理があるとされ、そのなかから朝食になにを持ってくるかに大いに悩んだ。各宿が改めて「朝食に合う鮭料理」と向き合った答えが、オーソドックスに塩引き鮭、昔から地元で食されている逸品の鮭味噌、そして伝統の味わいをアレンジした酒びたしのふりかけ、はらこだった。

新潟の一大米ブランドのひとつ「岩船産コシヒカリ」と一緒にめしあがれ。どれも朝酒にも相性がぴったりだそう。

瀬波温泉

朝食に合う鮭料理

美人になるための地物 月岡温泉

月岡温泉で共通の朝ごはんを提供しているのは7軒の旅館ホテル。

「美人になれる温泉」をうたう月岡温泉。入浴とともに、朝食を美人になるための第一歩と位置づけ「地の鶏」と「地の野菜」にフォーカスした秋のメニューを用意した。

取り上げたのは、この地方でよく食べられている地元新発田特産の越乃紅鶏。赤羽毛の採卵鶏(いわゆる平飼いの鶏)で、一般的な若鶏よりタンパク質が多く含まれており、脂肪もほどよくのっている。

月岡の朝ごはんでは、これをそぼろに仕立てた「越乃紅鶏そぼろ」を出している。共通の朝ごはんメニューを検討するなかで開発されたおかずだが、最近では月岡温泉の食の名物として認知されてきた。

参加旅館では「越乃紅鶏そぼろ」に地元の野菜を加えたメニューを朝食に用意する。「食べて美人になれる朝食」をお試しあれ。

月岡温泉

越乃紅鶏そぼろ

作り手まで関川づくし えちごせきかわ温泉郷

えちごせきかわ温泉郷では6軒が、共通の朝ごはんを提供している。

関川づくしの朝食は「せきかわ秋まんま」。メニューづくりや調理法は、農家など地元のお母さん方で構成する「関川村生活改善研究会」が協力するなど、作り手も関川づくし。

メニューは「朝日豚の椎茸味噌」「あねさ漬け」「せきかわ汁」。朝日豚の椎茸味噌は、地元で180日間じっくり育てたブランド豚の朝日豚と、県内トップクラスの肉厚椎茸に南蛮味噌などを和えたコクのある逸品。それに5―6種類の旬の野菜を刻み漬け込んだ塩分高めの味噌漬「あねさ漬け」と、関川のなめこに椎茸、旬の野菜、大豆のエメラルドグリーン色と濃厚さが特徴の関川豆腐が入った「関川まんま汁」が付く。

これらを炊き立ての岩船産コシヒカリで食べてもらう。

えちごせきかわ温泉郷

せきかわ秋まんま

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