観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

信州鉄旅のススメ(2) 観光列車で行く―「ろくもん」「のんびり号」など

真田幸村をイメージ しなの鉄道「ろくもん」

しなの鉄道・軽井沢―長野間を走るのは「ろくもん」。赤い車両とその名前を聞けば、地元の英雄・真田幸村をイメージしたものだとわかるだろう。2014年に運転を開始し、今年は大河ドラマ「真田丸」放映もあり、人気に拍車がかかる。

列車は「ななつ星in九州」などで知られる水戸岡鋭治さんがデザイン。外観は真田幸村の「赤備え」の赤に、真田家の家紋「六文銭」をあしらっている。全席指定の3両編成で、内装は県産木材をふんだんに使った温もりがある空間。信州産の旬の素材を使った料理を味わえる食事付き旅行プラン(1万2800円)と乗車券指定席プラン(区間運賃と指定席券大人1千円)がある。

列車はリゾート地・軽井沢から、真田家ゆかりの上田、そして長野まで高原の清々しさと歴史の楽しさを乗せて走る。

運行は1日1往復半。金土日休日を中心に年間180日程度走る。団体貸切の相談にも応じる。

ろくもん

ろくもん

田園風景をゆっくり 長野電鉄「のんびり号」

長野電鉄・長野―湯田中間には特急ゆけむり「のんびり号」が運行。定期運行列車では通過する撮影スポットなどで停車、北信州の田園風景をゆっくり堪能できる。

途中で停車するのは、千曲川に架かり鉄道道路併用橋として知られる村山橋、築89年の駅舎が見ものの信濃竹原駅など。車両は、小田急ロマンスカーとして活躍した。両端には展望座席が備わる。車内では観光案内、エリンギ寿司やおやきなど北信州特産の味を販売している。土日祝日を中心に1日1往復。全席自由席で、通常運賃に特急券100円が必要。

特急ゆけむり

特急ゆけむり

目をひく「萌え鉄」 アルピコ交通「なぎさTRAIN」

アルピコ交通・上高地線の松本―新島々間には「萌え鉄」が走る。同線のイメージキャラクター渕東(えんどう)なぎさが描かれたラッピング車両で、「なぎさTRAIN」の愛称で親しまれている。渕東なぎさはアニメ風の美少女で、いわゆる萌えキャラ。オリジナルグッズもある。ラッピング電車は、旧・京王電鉄3000形。現在車両メンテナンス中で7月に再登場する。

赤備えと六文銭 上田電鉄「さなだどりーむ号」

上田電鉄・別所線の上田―別所温泉間を走るのは「さなだどりーむ号」。真田氏の「赤備え」をイメージした赤が基調のカラーリングに「六文銭」が描かれている。別所温泉駅では、列車が描かれた清酒「さなだどりーむ」が販売されている。また、「真田丸」主演の堺雅人さんが描かれたラッピング列車も走っている。

さなだどりーむ号

さなだどりーむ号

北陸新幹線、新宿発の特急「あずさ」や名古屋発の「ワイドビューしなの」で長野県内に来て、観光列車に乗るのが信州鉄旅の楽しみ方。

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