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「日本一宇宙に近い星空」 駒ヶ根・千畳敷カール、観察会がツアー商品に

「日本一高所にある駅」から見る DCで商品化

「美しい星空」を売り出す地域が増えているなか、駒ヶ根市がうたうのは「日本一宇宙に近い星空」だ。中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイで向かう先は標高2612メートルの駒ヶ岳・千畳敷カール。終点となる千畳敷駅は「日本一高所にある駅」であり、ここから見る星空は…というのがゆえんだ。駒ヶ根観光協会はこの魅力を生かそうとツアー化。今年の信州DCでは旅行会社から商品化されるなど、駒ヶ岳山麓の地ならではの夜の楽しみとして提案している。

駒ヶ根観光協会が実施する「中央アルプス千畳敷カール星空観賞会」は昨年も春秋に実施し、今年も7―11月に開く。地元に声をかけ、天体観望会やイベントで活躍する「星空案内人」の養成を行うなど「日本一宇宙に近い星空」観光の推進に力を入れている。6月30日には養成講座第2期も開講する。

千畳敷カール

千畳敷カールから見る満点の星空は
まるで降ってくるよう

信州DCでは、JR東海のシニアを対象にした旅クラブ「50+(フィフティープラス)」とJTBメディアリテーリングが首都圏、東海発着で商品化。7―9月催行で星空観賞会と周辺観光を組み合わせて1泊2日の旅に仕上げた。

「50+」は、1日目は伊那市のきのこ王国やかんてんぱぱガーデンなどを訪れ、夜は千畳敷カールでの星空観賞会を楽しみ、早太郎温泉に宿泊。2日目はJR「飯田線秘境駅号」に乗車するという南信の魅力を盛り込んだツアーになっている。料金は3万6300円から。

JTB商品は1日目が赤沢自然保養林や御嶽山を訪ね、星空観賞会へ。早太郎温泉に宿泊し、2日目は再度千畳敷カールに向かい朝の自然散策を楽しむという自然を満喫するプランだ。料金は3万5千円から。

千畳敷カールでの星空観察は、駅を降りると満点の星空がとにかく近く、鮮やか。まるで降ってくるような星空のきらめきは、ここに来た人だけが得られる“宝物”だ。ロープウェイを利用するので気軽に安心して参加できるのもいい。

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