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シーズン通しイベント充実 黒部峡谷鉄道

トロッコ電車で峡谷の自然美を間近で

立山黒部アルペンルートが開通すると、黒部峡谷でも黒部峡谷鉄道が5月5日に全線で今シーズンの運転を開始する。4月20日に宇奈月から笹平まで、5月4日に鐘釣まで、最後に5月5日に欅平までの全線が開通。黒部峡谷の観光シーズンが開幕し11月末までの運行期間中、新緑鮮やかな春、涼風吹き抜ける夏、燃えるような紅葉の秋と、四季折々の風景のなかを開放感あふれるトロッコ電車が行く。

同鉄道は昭和初期、黒部峡谷の電源開発の輸送手段として誕生。戦後、営業運転が始まり、「トロッコ電車」と呼ばれる小さな車両に観光客を乗せ、黒部峡谷の自然を間近に楽しめる鉄道として親しまれてきた。

同鉄道の魅力のひとつがイベント。様々な企画が展開され、例年大人から子どもまで多くの人を楽しませている。今年も自然やトロッコ電車に親しめるイベントがラインナップされている。

運行期間中は「黒部峡谷の動物を探せ!」を実施。黒部峡谷に生きる動物たちを探して自然に親しんでもらう。写真撮影すると「発見証明書」とトロッコ電車シールがもらえる。宇奈月、黒薙、鐘釣、欅平の4駅をめぐるスタンプラリーや黒部峡谷の自然風景を題材にしたフォトコンテストも実施する。

子どもたちの歓声が響くイベントが並ぶのが同鉄道の特徴。春は5月5日の「こどもフェスタ」、夏は7月29日と8月5日の「親子で楽しもう!トロッコ電車体験ツアー」、お盆期間を除く8月中はトロッコ電車の車庫見学会など夏休みの思い出を提供する。

黒部峡谷鉄道

夏はトロッコ電車に間近で触れる
体験企画も

そのほか、6月10、24日は欅平駅屋上展望台にカフェ「新緑黒部シエスタ」が登場。秋は夕暮れから夜にかけての「星空トロッコ」、欅平周辺でのトレッキングなどシーズンを通して来客を楽しませる。

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