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高山市に新しい観光拠点続々 まちの博物館とショップ

高山市に4月、新たな観光拠点が相次いで誕生した。まちの歴史を伝える博物館に、一新された情報発信基地。高山観光がより魅力的に、便利になった。

高山独特の古い町並みが広がる上一之町にオープンした「飛騨高山まちの博物館」。旧高山市郷土館を再整備したもので、江戸時代の豪商、矢嶋家と永田家の土蔵を活用した建物は周囲の風景と見事に調和している。町家や城下町高山の歴史、伝統行事から美術、伝統工芸、産業まで幅広い展示で高山の歴史文化をあますところなく伝えている。

また、庭や湧水が流れるせせらぎ、ガラス灯小路など和の空間で癒しの時間が過ごせることも魅力。特別展も不定期に開かれ、10月16日までは所蔵の屏風の展示を行っている。

飛騨高山まちの博物館

飛騨高山まちの博物館は
高山の歴史や伝統を伝える

本町では昨年オープンの「飛騨高山アンテナショップ」が愛称に「まるっとプラザ」と名付け、リニューアル。市内各エリアの観光やイベントなどの情報を提供するほか、特産品販売やクラフト体験教室もあり、高山の魅力を"まるっと"紹介している。

まるっとプラザ

特産品も販売している
まるっとプラザ

高山市が海外戦略室設置 インバウンド誘致を強化

高山市は4月、インバウンド誘致や物販などを強化するため「海外戦略室」を市役所に設けた。これまで海外への物販や国際交流、海外誘致は部署を分けていたが、海外戦略を組織横断的に取り組むために一部署に集約した。

主な取り組みとしては、インバウンド対策の強化はもちろんアウトバウンドにも積極的に取り組むほか、航空路線の利用強化にも着手。リピーター増加に向けた生活文化体験、インターネットによる情報発信、北陸新幹線開通に合わせて石川県や福井県、長野県との広域観光も強化し、外国人の周遊を促す。

正式なビジョンは9月末ごろに決定する予定。

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