湯郷温泉と大原宿に広がる雛の風情　岡山県美作市

11/02/10

旅館の女将さんがプロデュース　温泉地ならではの情緒演出

岡山県美作市の湯郷温泉では３月１日―４月３日、「女将さんの雛巡り」が開かれる。豊かな自然に包まれた湯どころに歴史情緒を添えて、春の到来を告げる。

同温泉の旅館女将が中心になり毎年開いているもので、温泉街の旅館や商店など約30カ所に雛飾りを展示。５カ所以上巡ってスタンプを集めれば、抽選で旅館宿泊券や食事券などが当たる。今年は流しびなも実施予定。湯めぐりも兼ねて温泉街の風情に触れたい。

開催時間は10―17時。問い合わせは、湯郷温泉観光案内所電話０８６８―72―０３７４。

湯郷の旅館も雛飾りであでやかに

美作市では、江戸時代に因幡街道・大原宿として栄えた古町地区で開かれる「古町のひなまつり」も恒例行事。今年は４月２―３日、今も本陣や町屋など宿場町の風情が色濃く残る町並みを雛飾りで彩る。

享保雛や古今雛など歴史を越えて受け継がれてきた雛人形を、街道沿いの民家や商店など約60カ所に展示する。スタンプラリーも実施し、雛飾り箇所10カ所を巡るとくじ引きで景品をプレゼント。例年県外からも見物客が訪れ、武蔵の里・大原古町の歴史を楽しむ姿が見られる。

公開時間は10―16時。問い合わせは、美作市役所大原総合支所電話０８６８―78―３１１１。

古町では地域全体で節句を祝う

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