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飛騨の伝統「土雛」 合掌村に800点 岐阜県下呂市

合掌造りに地域の風習を見る

岐阜県下呂市の下呂温泉合掌村では今年も、2月19日―4月3日、飛騨地方伝統の土雛を展示する「土雛まつり」が開かれる。

土雛は、正面のみ着色した素焼きの人形で、飛騨地方ならではの文化。節句が近づくと東濃や尾張から来る行商人から、子どもが生まれるたびに毎年買い揃えていったという。現在の7段飾りが普及する前、昭和30年代までは一般的なものだったそうだ。

今では珍しくなった土雛だが、まつりでは市内の家々から寄贈された明治から昭和期の土雛約800点を、国重文の「旧大戸家住宅」など合掌家屋に展示。地域の伝統的な風習に触れられる貴重な機会に、ぜひ足を運びたい。

土雛まつり

ずらりと並んだ土雛。
地域の風習を伝える

合掌村では陶器の絵付けによる「マイ土雛づくり」も用意。3月5―13日の土日曜は10時と13時の2回、それぞれ先着100人に地元造り酒屋の甘酒が振る舞われる。

合掌村の入場料は大人800円、小人400円。

問い合わせは、電話0576―25―2239。

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