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但馬は食の宝庫 但馬牛や「じゃぶ」に舌鼓

ブランド牛の霜降りにクラッ まちおこしに貢献、郷土料理

但馬の食は松葉ガニだけではない。大自然が育んだ素材が豊富だが、なかでも存在感際立つブランド牛と、注目を集める郷土料理を紹介しよう。

松葉ガニと並び称される但馬の食の代表格が但馬牛。神戸牛や松坂牛、近江牛といった全国の有名牛の素牛として知られるブランド牛だ。

あっさりとした脂身と上質な赤身が上品な味わいを演出し、見事な霜降りが目にも鮮やか。ステーキやすき焼きでその旨味を堪能したい。湯村温泉の温浴施設「リフレッシュパークゆむら」併設のレストランをはじめ、但馬地方の旅館ホテル、食事処で提供している。

上品な味わいの但馬牛。
見事なサシを見るだけでヨダレが

湯村温泉で今、注目を集めるのが「ゆむらじゃぶ」。郷土料理「じゃぶ」をまちおこしに生かそうとアレンジを加えたもので、湯村の名物として表舞台へ打って出る。

じゃぶは、肉や豆腐、こんにゃく、ネギなどを煮込み、醤油や砂糖で味付けしたもので、祭礼の際のごちそう。これを地元の主婦ら有志が今夏、湯村温泉の湯で作った温泉卵と鶏肉、ゴボウ、豆腐などによる「ゆむらじゃぶ」として開発した。

11月12―13日に姫路市で開かれるB―1グランプリと同時開催の「姫路食博」に出展。湯村の地元の味を全国にアピールする。

これが湯村の味だ!
「ゆむらじゃぶ」

では、甘いものはないだろうか。その要望には湯村温泉の「佳泉郷井づつや」がお応えする。今秋、館内のガーデンラウンジ「フローラ」のスイーツコーナーを一新。専任のパティシエによるオリジナルケーキやスコーン、マフィンなど本格的なスイーツが味わえる。料金はケーキセット750円など。

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