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阿蘇の宿(2) 蘇山郷/親和苑/阿蘇ホテル一番館・二番館

蘇山郷 与謝野夫妻ゆかりの宿

【施設メモ】▽収容規模=30室、100人収容▽客室=和室27室、露天風呂付き洋室1室、畳にベッドの露天風呂付き客室1室、洋室1室▽チェックイン・アウト=15時、10時▽駐車場=30台▽浴場=男女別大浴場2、露天貸切風呂1、半露天貸切風呂1▽付帯施設=宴会場は88畳、27畳、18畳、16畳、14畳 個室食事処4▽旅行会社の対応=あり▽宿泊料金=1万1千円から2万3千円▽住所・電話番号・アドレス=阿蘇市内牧145 0967―32―0515 蘇山郷ウェブサイト

80年前、まだ旅館ではなく個人宅であったころに歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻が宿泊した。宿としの営業は60年になる。

館内には与謝野夫妻のために1本の大杉で作った杉の間があり、縁側のガラス戸のガラスは、建築当時から1度も割れたことがないという。杉の間は現在、宴会場として使われている。

蘇山郷

杉の間の縁側には昭和7年
からあるガラス戸も

【女性記者の視点】高い天井の杉の間には与謝野夫妻が詠んだ歌の掛け軸があり、歴史を感じさせる。温泉は自家源泉で掛け流し。24時間入浴可能で、オリンピック選手もトレーニングで訪れるなど疲労回復の効果を誇る。

蘇山郷

玄関

親和苑 温泉は”源泉かけ流し”

【施設メモ】▽収容規模=12室、50人収容▽客室=離れ4棟、本館8室▽チェックイン・アウト=16時、10時▽駐車場=20台▽浴場=家族風呂2カ所、男女別露天風呂、離れは露天風呂付き客室▽付帯施設=大広間32畳(16畳×2)▽旅行会社の対応=あり▽宿泊料金=本館平日1万500円から1万5750円、離れ1万7600円から▽住所・電話番号・アドレス=阿蘇市内牧1354 0967―32―0330 親和苑ウェブサイト

「日本秘湯を守る会」の会員旅館。温泉は源泉掛け流しで、自家栽培の米や野菜を使った料理を提供。1500坪ある敷地の庭のガーデンには自然の姿をそのままに生かした露天風呂があり、森林浴も楽しめる。

広場にはいろりや炭火のコーナーがあり、朝食後、くつろぐことができるほか、夏場にはビアガーデンとしても利用する。

親和苑

離れの客室は
モダンなつくりに

【女性記者の視点】宿はこじんまりとしたたたずまいで、モダンさも漂う。敷地内の雑木林にある中庭の雰囲気がいい。お客が到着時に出す自家製の煮豆は栗のように甘い。田舎の祖母の家に帰った気になった。

親和苑

自然な姿を生かしたガーデン

阿蘇ホテル一番館・二番館 6階を特別フロアーに

【施設メモ】▽収容規模=99室(一番館45室、二番館54室)、297人収容▽客室=和室89室、和洋室8室、露天風呂付き和洋室2室▽チェックイン・アウト=15時、10時▽駐車場=30台▽浴場=男女別大浴場4、露天風呂4▽付帯施設=宴会場は一番館、二番館とも100畳が各1、食事処2▽旅行会社の対応=あり▽宿泊料金=8千円から2万3千円▽住所・電話番号・アドレス=阿蘇市内牧99 0967―32―0008 阿蘇ホテル一番館・二番館ウェブサイト

一番館と二番館があり、一番館は昨年8月にロビーとフロントをリニューアルし、6階は特別フロアーとし和モダンな和室、和洋室を設けた。特別和洋室は陶器風呂を備え、源泉掛け流しになっている。一番館の展望風呂は阿蘇五岳を一望できる。

料理は手づくり感にこだわり、阿蘇あか牛と地元野菜が味わえる。

阿蘇ホテル一番館・二番館

和モダンな客室を設けた
特別フロアー

【女性記者の視点】「源泉湯宿を守る会」に登録する湯宿で、一番館はバリアフリー対応。温泉は源泉掛け流しで、毎日こまめに温泉を入れ替え、新しい温泉入浴ができるように心がけている。露天風呂から見える涅槃像がすばらしく、ぜひ見てほしい。

阿蘇ホテル一番館・二番館

阿蘇五岳を望む展望風呂

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