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飛騨の伝統、希少な土雛ずらり 岐阜県下呂市

今年は1千体を一堂に

飛騨伝統の「土雛」とは―。土雛は正面の絵付けされた素焼きの人形で、かつては節句前には子どもが生まれるたびに行商人から毎年買い揃えていったという、飛騨地方ならではの文化。昭和30年代までは一般的なものだったそうだ。

今では珍しくなった土雛は、岐阜県下呂市の下呂温泉合掌村で毎年雛祭りの時期に開かれる「土雛まつり」で見ることができる。今年は2月11日―4月3日、例年より数を増して1千体もの土雛がずらりと並ぶ。

土雛まつり

飛騨伝統の土雛はカラフル。
よく見れば普段見かけない雛人形も

まつりで飾られる土雛は、市内の家々から寄贈された明治から昭和期のもの。国重文の「旧大戸家住宅」など合掌家屋に展示し、地域の伝統的な風習を伝えていく。

合掌村では土雛の絵付け体験も楽しめる。3月3―11日の土日曜は10時と13時の2回、それぞれ先着100人に地元造り酒屋の甘酒が振る舞われる。 合掌村の入場料は大人800円、小人400円。

問い合わせは、電話0576―25―2239。

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