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土佐清水・"ジョン万"で観光まちづくり(2) 万次郎生家

国際人第1号の空気感

ジョン万次郎のまちづくりを進める土佐清水市で、万次郎の生家が復元された。生家は「国際人第1号」を育んだ空気感に包まれた、趣きある建物になっている。

万次郎生家は、土佐清水市内の有志による募金活動により万次郎の地元、中浜地区に復元。現存している生家の写真をもとに設計したもので、茅葺きの木造平屋建ての庶民的な家屋が見事に再現された。

万次郎生家

茅葺き、障子張りなど
写真をもとに復元した生家

2010年10月31日に落成、11月1日から無料で公開を始めた。夏季8―18時、冬季8―17時は内部の見学も可能だ。

外観は障子張りで、内部には土間やかまどを配置。竹かごやおひつなどの生活用品が当時の暮らしぶりを伝えている。

ジョン万次郎は1827年1月1日に貧しい漁師の家に、2男3女の次男として生まれた。

14歳だった1841年1月、漁師仲間4人とともに遭難。土佐清水市から海上760キロ南の太平洋の孤島、鳥島に漂着した。約半年間、無人島で暮らした彼らはアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号によって発見され、それから2年後、万次郎はハワイを経てアメリカ本土に渡ることになる。

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