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おもちゃの街・湯郷温泉(3) 現代玩具博物館・昭和館

からくり人形や100年前のオルゴール 現代玩具博物館・オルゴール夢館

「現代玩具博物館・オルゴール夢館」は、1995年に岡山県・後山麓でオープンした。しかし開館15周年を迎えた2010年3月、湯郷温泉観光案内所横に移転。からくり人形やヨーロッパの積み木など世界中のおもちゃや、100年以上以前に製造されたオルゴールが展示されている。

館内では、おもちゃにまつわる話や遊び方など、パフォーマンスを交えながらおもちゃを紹介する「おもちゃツアー」、スイス製のシリンダー式オルゴールやドイツ製のディスク式オルゴールをはじめ、ストリートオルガン、オートマタ(からくり人形)、自動演奏ピアノなどを楽しめる「オルゴールコンサート」を実施している。

また、時間や年齢に合わせた工作素材を用意し、自らおもちゃがつくれる「おもちゃ教室」では講師が付いての特別教室や団体向けの体験教室も行っている。「プレイルーム」では同館で収蔵する積み木や汽車、ままごとコーナーも用意しており、子どもたちがおもちゃで遊ぶことができる。

入館料は大人700円、小人300円。毎週水曜日休館。

現代玩具博物館・オルゴール夢館

観光案内所の横にある現代玩具博物館。
立地も便利

昭和30年代の風景がここに あの日のおもちゃ箱昭和館

「あの日のおもちゃ箱 昭和館」は2010年9月にオープン。

館長で画家の竹中信清さんが収蔵するイラストレーター・小松崎茂さんの作品300点をはじめ、大正末期から昭和初期に使われた生活用具や漫画、雑誌、ブリキのおもちゃなどを展示している。

旅館だった施設を改装した建物は、1階の部屋ではお茶漬けや生卵のぶっかけごはんを食べることもできる。

館内は飛行機や戦車、バイクなどブリキのおもちゃ350点あるほか、昭和30年ごろの駄菓子屋や散髪屋を再現した部屋には、昭和10年代から30年代の少年少女向きの漫画雑誌1200冊をそろえている。

なかでも竹中さんが作品を25年前から収集してきた小松崎茂さんは、戦争や空想科学をテーマにしたイラストレーターとして知られ、遺作になった「戦艦大和」も収蔵。

このほかにもゼロ戦や戦車、宇宙船など数多くの貴重な小松崎作品が展示されており、マニアには必見だ。

料金は大人300円、小人150円。水曜日休館。

あの日のおもちゃ箱昭和館

昭和館は旅館を改装した建物。
懐かしい趣きに満ちている

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