観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

"島ガール"の旅 女子目線で島の魅力紹介

女子力アップのツアーも R実行委員会

女子目線で隠岐の活性化に取り組む「ロマンティック愛ランド実行委員会(R実行委員会)」が今春、島内の見どころを“島ガール”が紹介するパンフレットを作った。若い女性に隠岐へ来てもらおうと、女子旅のイメージで編集している。

パンフレットは「島ガールのLittle Photo Letter」と題したA5判28ページ。R実行委員会のメンバーがモデルを務め、ハート型洞窟がある明屋海岸や島前が一望できる赤ハゲ山展望台など、隠岐のロマンチックスポットを実際に旅しているように文章も添えて紹介した。各ページには、絶滅危惧種で島根県内では島後にしか生息していない蝶「ルーミスシジミ」を登場させ、幸せがおとずれるシンボルとして島ガール旅をアピールしている。

島ガール

今春完成した冊子

1500部を作成し島内や松江市内で配布、好評を得てすでに残部はわずかだという。そのため、R実行委員会のサイト(http://romantic-oki.jimdo.com/)でデジタルパンフレットとしても公開している。

R実行委員会は2009年、隠岐に来る観光客は年配の人が多くもっと若い人に来てもらおうと6人のメンバーでスタート。まずは自分たちで改めて隠岐を見て回った。「好きな人とデートするならここがいい、彼から告白されたい場所はここ―なんて、ガールズトークの乗りで隠岐を探検しました」と、委員長の戸田さおりさん。

明屋海岸

明屋海岸のハート型の洞窟
(写真/FRAME 鈴木健之)

その結果をメンバーの体験談やお勧めの理由などと合わせて、地図に落とし込んだ。8千部作成し、隠岐の各港や空港、旅館ホテルで配布した。その後も、改訂版のマップを出したり、隠岐汽船の船内で映画上映会を開催。オリジナルポストカードも作り、4島で販売も始めた。メンバーも増え、今では20―30代の18人に。外国人女性や男性2人も仲間に加わっている。

委員会が今力を入れているのは、女性向けのツアーをつくり誘客すること。7月7―8日には第1弾を実施、メンバーが所属する旅行会社の隠岐旅工舎の主催だ。

島後の玉若酢命神社や西ノ島の焼火(たくひ)神社などパワースポットを巡り宮司から参拝作法を学ぶほか、星空観察などを組み込んだ。メンバーの島ガールが添乗し、七夕の隠岐で「女子力アップ」とうたった。

第2弾は秋に予定している。企画メンバーの1人、澤井藍さんは「普通のツアーでは行かないとっておきの場所を案内します。隠岐のことを大好きになる島ガールを増やしたいですね」。

島根隠岐 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ