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神話の世界を可視化「神話博しまね」 7月21日から114日間

映像で魅せる神話 出雲大社周辺で展開

「神話博しまね」は7月21日―11月11日の114日間、出雲大社周辺を主会場に開催する。

古代出雲歴史博物館前の特設会場には、高さ3メートル・幅15メートルの国内最大級のアーク型スクリーンを備えた「神話映像館」、神楽や和太鼓など郷土芸能を毎日公演する「しまね魅力発信ステージ」などを設ける。県内各地のグルメやグッズを販売するスペースもある。

神話映像館では、実写とCGを融合させた約20分間の映像で神話の世界を体感できるという。映像館の入館のみ大人500円で、ほかは無料。1回の上映で270人を収容できるが、20人以上の団体は上映時間の予約入場を受け付ける。

神話映像館

特設会場の「神話映像館」
(パース図)

博覧会を主導する神々の国しまね実行委員会では、期間中の入場者数を40万人と見込み、有料の映像館は20万人を目標としている。

特設会場以外の周辺も見どころは豊富。国宝本殿の大屋根葺き替えを行っている出雲大社は、神話博が始まるまでに作業の足場や覆いが取り除かれ、真新しい檜皮の屋根が披露される。古代出雲歴史博物館では、国宝の銅剣など常設展示のほか写真展「八雲立つ出雲」を開く。同博物館からは毎日定時ガイドツアーが行われ、出雲大社境内などを案内してくれる。料金は1人500円。

実行委員会では、出雲に神々が集まる神在月に、神々が通る道を訪ねることを勧めている。それは八百万の神が上陸する「稲佐の浜」から出雲大社へと続く「神迎えの道」。日本でもっとも厳かな道かもしれず、イメージを膨らませて歩くのも一興かも。

稲佐の浜

八百万の神が上陸すると
いわれる稲佐の浜

そのほかにも島根県内では、ヤマタノオロチ伝説がある奥出雲、見る者を神話の世界へ誘う神楽を毎日公演する石見、今年世界ジオパークネットワークの加盟が見込まれる隠岐では、神話博と同期間に「隠岐ジオパークフェスティバル」が開かれる。

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