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日本の原風景が続く丹波若狭

なにもないからこそ、なにかがある。

山間に川が流れ、田畑が広がり、小さな集落が点在する。丹波若狭エリアの山間部はそんな里山の風景が延々と続く。

観光とは離れた印象だが、のどかとしか表現できないような情景は、視点を変えれば癒しの世界に変わる。秋の季節は特に「日本の原風景」を実感させてくれる。

山々は赤黄に染まり、田畑は収穫期を迎えて、静かな活気に満ちる。走る車はまばらで、静寂に包まれた空間は夕暮れ時には特に一種の郷愁を感じさせる。都会ではなかなか見られない「どこかで見た風景」だ。

三和町

里山らしさを今も残す福知山市三和町。
のどかとしかいいようがない

例えば、福知山市三和町から丹波市市島町へ車を走らせる。三和町大原地区は、安産祈願で知られる大原神社を中心に、澄んだ川と民家、田畑が集落を形成。のんびり歩けば、心に染み入る優しさを感じさせる。しばらくぼーっと川のせせらぎに目を落としていた。

途中にある「みわ・ダッシュ村」のギネス認定「世界一大きなブランコ」で浮遊感を味わって、市島町へ。変わらない景色に身をゆだねて山間をドライブするのも心地いい。紅葉の白毫寺、庭園の石像寺など古刹を訪れながら、「これぞ田舎」を体感する秋の一日も、心身にちょっといいものだ。

(長池貴志)

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