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温泉街を美術館に 道後オンセナート2014開催

誰でも楽しめる芸術祭 12月24日から

来年改築120年を迎える国の重要文化財・道後温泉本館の記念事業の一環として、国内外の現代アーティストの協力を得て、温泉街全体を美術館に見立てたイベント「道後オンセナート2014」を開催する。期間は12月24日から14年末まで。

道後温泉の伝統と現代アートの融合で、アートファンでなくても楽しめる芸術祭を目指す。コンセプトは「最古にして、最先端。温泉アートエンタテイメント」。

道後温泉本館

オンセナートイベントは
道後温泉本館周辺で開く

名称のオンセナートは「温泉」と「アート」をつなぎ合わせた造語。本館を中心に道後公園、道後駅、商店街、子規記念博物館などの一帯が会場になる。道後温泉本館のライトアップや霧による幻想的な演出、本館周辺へのオブジェを設置する。芸術性の高いダンスの上演も行う。

また事業の目玉として前衛芸術家の草間彌生さんや写真家の荒木経惟さんら世界で活躍する芸術家に旅館ホテルの1室をアート空間として自由にデザインし、実際に泊まることもできる「アートホテル」も会期中の期間限定でオープンする。

本館が雲間に現れる演出 アートパレードも

道後オンセナート2014の中での本館プロジェクトとして、本館北面のファザード前面に霧の滝を落とし、本館が雲間に現れるような風景を演出。毎時数分間ずつノズルから噴出する霧が本館をおおい、歩道にあふれて商店街へと流れ下り、消えていくようになっている。アーティストは中谷扶二子さん。

アートパレードとして、地域のダンスパフォーマーや小中学校生が参加し、市内を練り歩く「道後BONEおどり」や、本館正面前でパフォーマンス「LIVE BONE×道後温泉本館×霧アート」なども実施。ダンサー・振付家の森山開次さん、コスチュームアーティストのひびのこづえさん、作曲家で美術家の川瀬浩介さんが担当する。

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