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解体された伊勢神宮"お下がり" 全国各地で再利用

神の住まいが市井で循環

伊勢神宮の式年遷宮は社殿を新しくして神様に引っ越しを願うものだが、神様が遷(うつ)ったあとの古い住まいはどうなるのか―。興味があるところだが、遷宮では65棟の社殿や鳥居が新しくされ、その一方解体された「お下がり」は、全国さまざまなところで再利用されるという。

五十鈴川に架かる宇治橋の鳥居は、内宮・外宮御正殿の棟持柱を削り直して再利用したものだ。さらに20年経つと亀山市の関の追分と、桑名市の七里の渡しの鳥居として再再利用されているのだとか。

20年前の前回の遷宮では北海道南西沖地震で全焼した奥尻島の青苗言代主神社へ社殿を丸ごと移築し、市井の特例としては、おはらい町にあるおかげ横丁の店舗「すし久」に古材として下付されたこともある。

遷宮後も神宮のお下がりは市井で循環されていることも今回の遷宮を機に知っておきたい。

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