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JR四国、観光列車が続々(1) しまんトロッコ・海洋堂ホビー

JR四国に観光列車が続々とデビューしている。国鉄初のトロッコ列車・清流しまんと号、海洋堂ホビートレインを相次いでリニューアルしたほか、来年春には新幹線0系車両を模した鉄道ホビートレインを予土線に、車内で観光案内や特産品が味わえる伊予灘ものがたりを予讃線に登場させる。

しまんトロッコ 国鉄初のトロッコを刷新

清流しまんと号は国鉄初のトロッコ列車として1984年にデビュー。「ななつ星in九州」など数多くの列車を手がけた水戸岡鋭治さんのデザインで、10月5日から「しまんトロッコ」に改称し運行を始めた。

しまんトロッコは、予土線・宇和島(愛媛県)―窪川(高知県)間を走る。トロッコに乗車するのは四万十川の眺めが美しい土佐大正―江川崎(上りは十川)の区間。トロッコをけん引する気動車のキハ54形式車両と合わせて、外観は鮮やかな山吹色をまとった。

トロッコ車両は、木のぬくもりを感じる空間とし防雨、防寒のための着脱式シートを設置するなど快適性を高めた。山吹色は元気を感じる色であり、四万十の自然にも映えることから採用した。「四万十川の雄大な自然が楽しめる特等席」をコンセプトとした。

定員は40人。秋シーズンは10―11月の土日祝日に1日1往復する。下りは窪川15時1分発―土佐大正15時32分発―江川崎16時25分着―宇和島17時44分着。上りは宇和島11時32分発―十川12時54分発―土佐大正13時20分着―窪川13時51分着。座席指定券は大人510円、子ども250円。

しまんトロッコ

しまんトロッコ

水戸岡さんデザインの「しまんトロッコ」
の外観(上)と客室(下、イラスト)
(c)DDA

海洋堂ホビートレイン 恐竜「SF」が走る!

しまんトロッコと同じ予土線を走る「海洋堂ホビートレイン」は7月14日から、リニューアル車両で運行している。外観デザイン、車内展示のフィギュアなどを刷新した。

新車両は「SF」をコンセプトに、恐竜時代の太古から未来をイメージする宇宙を表現しタイムマシーンを描いている外観。車内は、恐竜の世界を天井や床、壁全面に描いているほか、ショーケースには恐竜などSFを想起させる海洋堂フィギュアを展示している。

汽笛は「恐竜の鳴き声と足音」「SF」をテーマにしたミュージックホーンが流れる。

列車は定期運転で、高知県の窪川、江川崎と愛媛県の宇和島間を毎日2往復している。

海洋堂ホビートレイン

四万十川を渡る
海洋堂ホビートレイン

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