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府北部は「海の京都」 観光の魅力を発信

天橋立、伊根の舟屋の町並みなど素材をアピール

京都には「海」がある―。「京都」といえば平安の都・京都市を思い浮かべるが、京都府北部も日本海や地域固有の歴史文化を持つ「もうひとつの京都」だ。府や府北部市町は観光で地域活性化を図ろうと、地域の魅力を全国に発信する「海の京都」構想を地域一体となって進めている。

今年4月、府と北部5市2町は「海の京都観光推進協議会」を設立。日本三景・天橋立や山陰海岸ジオパーク、軍港都市・舞鶴、伊根の舟屋の町並みなど全国に誇る観光資源をつなぎ、魅力を発信、ブランド力を強化し、府北部を競争力ある観光エリアに育てることを目指す。今春には京都縦貫道・大山崎IC―沓掛IC間が開通、北近畿タンゴ鉄道が新型観光車両を導入するなどアクセス面の整備が進むことも契機になった。

構想では舞鶴市・舞鶴赤れんがパークや宮津市・天橋立など各市町に戦略拠点を設定。民間主導で旅館や飲食店、拠点を中心に景観形成や名物料理の開発などに取り組むほか、交通網を生かして拠点を結ぶ周遊ルートも考案する。情報発信ではすでに統一のウェブサイトも公開している。

ブランド戦略の一環として「海の京都」パスポートも4月から配布を開始。エリア内の観光施設や飲食店で特典が受けられるクーポンを掲載している。有効期限は2014年3月末。

宮津市・天橋立観光協会でも10月―14年3月まで「海の京都天橋立キャンペーン」を展開。キャンペーンパンフレットを持参すると、天橋立ガイドツアーの参加料割引や食べ歩きマップの無料配布など特典を設けた。路線バスも区間によって200円、400円の定額制とし、天橋立―伊根湾めぐり日出間の運賃が大幅に安くなるなど周遊を促している。

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