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伝説の斎宮が蘇る 15年に歴史公園誕生/明和

1200年の時を超え

明和町の史跡斎宮跡に2015年、平安時代の斎宮を復元する歴史公園がオープンする。様々な歴史ロマンを秘めた斎宮が1200年の時を超えてよみがえる。

斎宮は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため都から移ってきた皇女が居住した場所。古代から南北朝時代まで続いたとされ、京都嵐山の野宮神社から斎宮までを多くの伴とともに群行したとされる。斎宮に至ると皇女は斎王とされ、神に仕える高貴な女性として崇拝された。

現在確認されている斎宮跡は、南北700メートル、東西2キロ。建物の再現はその一部、斎宮寮の中心的な施設とみられる柳原地区で行われる。発掘調査と学術的な検討に基づき、寮庁正殿、東脇殿、西脇殿の3棟を復元し建設する。また、一辺120メートルの方形区画を広大な区画道路とともに再現、9世紀初頭の最盛期の斎宮の様子をよみがえらせる。

歴史公園の近くには斎宮歴史博物館があり、これまでの約45年間に及ぶ発掘調査や研究の成果から斎宮、斎王を紹介している。いつきのみや歴史体験館では、十二単など平安衣装を着たり貴族の日常を体験することができ、古代の食を味わうイベントが行われている。

入館料は歴史博物館は340円、歴史体験館は無料。

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