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隠岐“ご島地グルメ”尽くし(1) サザエ・イカ

四方を海に囲まれ、森も豊かな隠岐は当然、海山の幸がワンサカ。栄養分豊かな海に育まれた新鮮な魚貝はもちろん、山の恵みを凝縮した牛肉、米、塩、さらには水。高級感のある食材が多く気構えが必要そうだが、「隠岐じゃ常識」の食材で敷居は低いのでご安心を。伝統食や近年登場した新メニューが混然一体となって、隠岐の“ご島地グルメ”もある。うまいもんが食べたいなら隠岐へ行くべし―。

サザエ ご島地グルメの代表格

「食もジオの恵み。隠岐の誇りです」とは隠岐の有志でつくる「ご島地グルメ実行委員会」委員長の澤井拓郎さん。代表格はサザエ。海草やアラメを食べて育ち、深い味わいに定評がある。

隠岐ではサザエを使った新メニューを開発。「さざえ丼」は、サザエをふんだんに使った一杯で、隠岐の島町、西ノ島町の飲食店で提供している。

レシピは各店で異なり、西ノ島町別府港近くのレストランコンセーユでは火を通したサザエをアラメ、メカブの上に乗せ、半熟玉子を崩しながら食べる。柔らかみのあるサザエとメカブのとろみが混ざり合う味わいは必食ものだ。

さざえ丼

ご島地グルメの代表格
「さざえ丼」

店主の小西昭枝さんは「地元でもこればかり注文されるファンも多いです。人気の一杯をぜひ」。

ちなみに「さざえカレー」は全島で味わえる。海士町の島おこしで始まった新名物は今や隠岐が誇る土産品にもなった。

イカ 寒シマメをごはんとかきこむ

隠岐ガニやアワビ、岩ガキなど魚介には旬がある。海士町では特殊な冷凍技術を確立し、冬の寒シマメ(スルメイカ)を年中食べられるようになった。隠岐では年中様々なイカが楽しめるが、夏は白イカと寒シマメ漬け丼で決まりだ。

丼は旬の冬に獲れたも寒シマメを肝醤油で漬け込み、冷凍。これをご飯の上に乗せ、かきこむのだ。寒シマメ特有の甘さと弾力がたまらないうまさを放つ。菱浦港の船渡来流亭で味わえる。

イカ

寒シマメ漬け丼

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