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縁結びスポット「サイノカミさん」を訪ね歩く 白鳳の里/米子

地元の伝承を観光素材に

米子市淀江町の白鳳の里は地元食材を使った料理や温泉、古代体験が楽しめる観光施設。地元の魅力の磨き上げに力を入れるが、このほど注目したのが「サイノカミさん」。地元に伝わる神を関連付け、淀江を「縁結びの地」としてPRしていく考えだ。

サイノカミは古事記にも記載があり、旅や足、縁結びの神として各地で信仰されてきた。淀江町は約80体の男女対の石像が点在する西日本有数の「サイノカミスポット」。その大半が縁結びの神としてさんづけで親しまれていることから、淀江の新しい魅力に「縁結び」を加えようと取り組みを進めてきた。

サイノカミさん

淀江町内にはサイノカミさんが点在

2、3月にはまちなかや名水ポイントなどをコースにガイドツアーを実施。3月末にはサイノカミと縁結び、パワースポットをテーマに観光マップ「淀江みちくさ手帖」も完成させた。今後もPRを続け、観光客にまち歩きを提案していく。

また、同施設では昨年末、「開運八社巡り招福石馬せんべい」の販売を始めた。近隣にある天神垣神社の境内に祀られる国重文「石馬」が干支にちなんでプリントされている。同神社で祈祷済み、開運みくじ付きと、ありがたい逸品。

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