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蜷川実花×道後温泉「道後アート2015」(3) 宿客室をアート作品化

プレミアムな宿泊体験

著名アーティストが旅館ホテルの客室を空間演出、アート作品化、しかも宿泊もできる「HOTEL HORIZONTAL(ホテル・ホリゾンタル)」。道後オンセナートで注目を集めた企画が「道後アート」でも再登場だ。道後の宿がホリゾンタル=水平的に連携して誕生した架空のホテルに泊まれるプレミアム体験を提供する。

今回はメーンアーティストの蜷川実花さんが2旅館で作品を展示。道後プリンスホテルでは、椿をメーンイメージに蜷川さんの写真で客室全体を覆った、その名も「TSUBAKI」。大和屋本館には、東京・目黒川の桜を撮影した蜷川さんのシリーズ「PLANT A TREE」の写真を和室に展開し、趣きある空間に仕上げた。いずれも見学も可能だ。

道後オンセナートに登場した客室も継続。茶玻瑠はテキスタイルデザイナー・石本藤雄さんが自身のデザインしたファブリックを用いて和洋を軽やかに融合させた客室を演出。道後ややは現代アーティスト・ジャン=リュック・ヴィルムートさんが3つの時計から伸びる波線のドローイングで構成された空間で静かな時間を提供している。

道後プリンスホテルは建築家・谷尻誠さんが床、壁、家具など客室を絵の具で描く。絵画の中に迷い込んだような空間がここに生まれた。ふなやは陶芸家・葉山有樹さんが、ふすまに仕切られた和室を伝統の文様「魚藻文」の世界に変容させた独特の空間が広がる。

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