観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

展望足湯や着地型ツアーで魅力創出 宝荘ホテル/道後

着地型旅行の充実へ尽力

道後温泉の宝荘ホテルでは近年、様々なサービスを登場させている。地元旅館として地域の魅力を発信すべく、楽しみの創出に力を注ぎこむ。

2012年10月に完成した足湯「展望足湯ガーデン」は夜間営業で、ライトアップされた松山城など松山市街を一望。1階フロントには地元産ミカンジュースが出る蛇口を設置。ウエルカムドリンクとしても好評だ。

宝荘ホテル

蛇口からミカンジュース

同ホテルグループのホテル椿舘では14年6月、旅行業第2種免許を取得。地域の観光素材や地元のネットワークを生かして商品化しオーダーメードの旅行を提案している。なかでも、ガイドが名所を紹介しながら四国霊場51番札所・石手寺までの旧遍路道を歩く「プチ遍路体験」が人気。全体では個人旅行のオプションや団体での体験など年間で約250人が利用している。

また県内の第2、3種、地域限定の旅行業免許を持つ企業、団体を結集した「愛媛県着地型旅行推進会議」を主宰し着地型旅行の充実を図るほか、地元のデザイン専門学校と共同で新しいお遍路装束の作品発表会を行うなど四国遍路の文化継承を念頭に置いた活動も展開している。

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