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16年は瀬戸内国際芸術祭 小豆島には多くの作品

「国際化」と「地域の食」にもスポット

瀬戸内海を一躍アートエリアとして押し上げた「瀬戸内国際芸術祭」の2016年開催が来年3月20日にスタートする。瀬戸内海の島々を舞台にアートプロジェクトを展開するという基盤をさらに強化し、今回は国際化や地域の食などにもスポット。3年前の前回より作品数を拡大、地域との結びつきをより深めながら、アートによる島おこしを一層加速させる。

瀬戸内国際芸術祭は3年に一度の開催で、前回の13年は100万人超が来場した。過疎化に悩んでいた島々にアートという光を当て、地域を活性化。島そのものをアートの舞台とする斬新さは多くのファンをつくり、今年9月24日に開かれた「ツーリズムEXPOジャパン2015」の席上で「第1回ジャパン・ツーリズム・アワード」の大賞に選ばれるまでになった。

16年開催は香川県小豆島や直島、岡山県の犬島などの12島と高松港、宇野港周辺が会場。春(3月20日―4月17日)、夏(7月18日―9月4日)、秋(10月8日―11月6日)の3期に分けて開かれる。これまでの開催以降も島に展示され続けている既存作品に加え、アジア各国からの出展や島の特産品を生かした食など35の新規プロジェクトが予定されている。特に「食」に関しては島の文化を発信する大きな要素として力を入れる。

瀬戸内国際芸術祭

既存作品も活用し
新規プロジェクトが充実

作品を鑑賞するためのパスポートは、3期共通で利用可能。前売り4千円、当日5千円。

アワード表彰式の席上、芸術祭の実行委員長でもある香川県の浜田恵造知事は「海の復権を旗印にした地域の再生への取り組みが芸術祭。島のの人々、国内外からのアーティストやボランティアに支えられています。国内外から多くのゲストを迎え、ツーリズムにも寄与したい」と話していた。

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