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観光誘客へ2次交通充実 三重交通が中部国際空港から新規路線

伊勢神宮まで海路経由で直行 長島温泉立ち寄り便も

伊勢志摩サミット開催を契機とする観光誘客への意識の高まりは、民間レベルでは2次交通の充実という面で顕著に表れてきている。三重交通は3月、中部国際空港と伊勢志摩をはじめ三重県内を結ぶ新規路線バスの運行を始めた。東海地区の空の玄関口から三重県内へのアクセスを向上させ、県内への誘客、周遊を促進させる。

中部国際空港と伊勢神宮を結ぶ特急バス路線「津伊勢空港連絡線」は、中部国際空港から津市・津なぎさまち港まで高速船「エアポートライン」で移動し、特急バスに接続。伊勢市駅前、外宮前、内宮前まで向かう。空港から伊勢市までは最短2時間で移動が可能になり、これまでの主要ルートだった名鉄線、近鉄線経由より約40分の短縮。これにより遠方からの旅行者は空港から伊勢神宮まで一本でアクセス可能になった。

料金面でも高速船と特急バスの連絡切符は大人片道3200円で、通常料金より20%安価に利用できるなど利便性が高まった。特急バスの運賃は同1500円。

三重交通

津伊勢空港連絡線

同じく3月には桑名駅前と中部国際空港を結ぶ「桑名中部国際空港高速線」をダイヤ改正し、長島温泉に1日3便(往復で計6便)経由するようにした。これで中部国際空港から、遊園地やホテル、温泉を擁するナガシマリゾートまで乗り換えなし、約50分でアクセスできるようになった。

三重交通

桑名中部国際空港高速線

同便では8月5日から 「直行バスde得々切符」の販売をスタートした。料金は、通常片道運賃1500円に、ナガシマリゾート隣接の三井アウトレットパークジャズドリーム長島で利用できる3千円分の買い物券がついて3700円。

同社では、これで三重県北勢エリアへのアクセスが向上され、国内はもちろんインバウンド客の来訪にも期待しているという。

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