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急増する外国人 出雲市で受け入れが進む

5カ国語表記看板などおもてなし整備

出雲大社で外国人観光客が増えている。門前町の神門通りなどでは、商店の看板を5カ国語で表記し、おもてなしの態勢を整える。

訪日外国人観光客の受け入れは、出雲大社遷宮後の反動減などを危惧し、市内観光関係者の有志でつくる出雲市インバウンド推進協議会(渡部稔会長)が5年ほど前から取り組み始めた。渡部会長は「当時聴講した藻谷浩介さんの講演で、人口構造の変化や減少に危機感が募りました。このままでは出雲市はジリ貧になってしまう、と」。

出雲大社神門通り

賑わう出雲大社・神門通り

その後、インバウンドに出雲観光の活路を見い出そうと、海外からのファムツアーの受け入れやタイ、台湾、香港などへ手弁当でプロモーション活動を行ってきた。昨年からは市から委託を受け、神門通りおもてなし協同組合などとも連携。市全体で積極的にインバウンドを受け入れる体制が構築できつつある。

渡部会長は「英語版マップを作成し、この春には5カ国語表記の看板も設置しました。道半ばですが、まちづくりの一環として取り組んでいきたい」と意気込んでいる。

出雲観光タクシー

出雲市内で設置された
5カ国語表記の看板

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